英語が上達するかしないか、それを決める一番大きな要因はなんなのか?
個人的にはインプット・アウトプットの質が高い、もしくは量が多い人は
かなりの確率で上達している様に思います。インプット・アウトプットの
質が高く、こなす量も多い人はほぼ例外なく英語を使いこなせている人が
多いかなと思います。
特にアウトプットが難しく感じる人は、最初は簡単な訓練から始めて下さい。
好きな言葉の暗記をそのまま諳んじて言ってみる程度の訓練から始めれば
OKです。できる範囲の簡単なことから覚えていって、むしろ覚えることよりも
覚えた後に何度も思い出し使ってみることを意識してみてください。
順番に難しい言葉や文章にも触れていきましょう。理解しながら少しずつで
大丈夫です。次第に割と難易度の高いことも理解できる様になり、英語で
表現できる様になります。
大事なことは覚えたことや理解したことを実生活の中でも使ってみたり、
日常で起こったことを英語で表現してみることです。
これができる様になれば、座っていわゆる英語のお勉強をしている時以外
でも英語が勉強できる様になるわけです。そのためアウトプットの量が劇的に
増えるわけです。
例えば、"beautiful"という単語を覚えたとします。
まずインプットの質を上げるという意味ではこの単語に関連する副詞、名詞
を覚えてみると良いかもしれません。覚える単語が増えればそれだけ実生活
でも使える可能性が高くるなるためです。
名詞は"beauty"で副詞は"beautifully"。眠れる森の美女が"Sleeping beauty"
であることからもわかりますが"beauty"には美しい人という意味もあります。
さて、ここまで覚えていればその後綺麗な人に会った時に
She(he) is beautiful.
というできますし、ワインを飲んだ後の余韻が素晴らしかった時には
Beautiful finish!
なんて粋なことも言えます。副詞は難しい印象かもしれませんが例えば
ワイン会の会場が素晴らしく装飾されていたとして
The room was beautifully decorated with...
というのはいかがでしょう?
要するにインプットする際に多く覚えることでアウトプットできる幅を広げて
おいて、アウトプットする時にはまちがっても良いので躊躇せず使ってみること
が一番大事です。英語圏の人が近くにいない時には英語を独りで話すのことは
はばかられるでしょうから、その時は心の中で通訳です。
英語がある程度得意な人というのそのレアさために職場で英語を使う仕事を
任されていたりして結果的にインプットもアウトプットも多いのです。また
専門性が高い内容を理解する必要があり、逆にそのマニアックな内容を他人に
伝える必要があるため、結果的にインプットとアウトプットの質が高くなります。
この習慣さえ真似できれば、誰でも英語は上達できる様になると思います。
もしご興味があれば、日常生活で起こることをなるべく多く英語で表現して
みてください。きっといい結果が出るはずです。