当初は勉強仲間の都合との兼ね合いのため出席しないつもりでしたが、いろいろ考えて出席することにしました。
結果的に言えばその判断は正しかったと思います。
今回はWSET Diploma in Wines and Spirits の卒業式に参加した際の感想について書きます。
その前に少しだけWSET Diplomaについても書いておきます。
【Diploma保有者(DipWSET)について】
卒業式で配られた資料によると、
● WSET Diploma in Wines and Spirits の資格保有者は現在10,400人以上。
● 2018-2019年の合格者は世界全体で665人。そのうち日本からは10人。
今年はさらに一緒に勉強してきた大阪の仲間も加わる事が確実になっています。
(何故かむしろこの事の方が嬉しい)
●備考
DipWSETの教育方針が優れている事もさる事ながら、巨大な卒業生同士のネットワークがあることもこの資格の大きな魅力です。
2018-2019年には17の国と地域から卒業生が誕生しており、この資格の世界全体への影響力がうかがえます。
感想ですが、やはり卒業式は素晴らしいものです。
伝統ある式典会場の雰囲気や世界中の同期から得られる刺激を感じたり、ワイン業界を取り巻くダイナミズムに触れるなど様々な得難い体験が待っています。
さらに卒業生同士のネットワーキングのためには絶好の機会です。
卒業式ではことさらこのネットワークについて言及されます。たとえば「卒業=Diploma保有者の大きな家族の一員になることだ」といった文句が頻繁に語られました。WSETは卒業生通しの相互協力に重きを置いているように感じます。
ちなみに私はロンドンで卒業式に参加した後にアルザスとバーデンの生産者を巡りました。
そのときバーデンで活躍してくれた通訳兼ガイドもDipWSET保有者でした。
これ以上なくらい充実した旅になっただけでなく、この資格のメリットを感じることができました。
個別の生産者は道中で思ったことについては別途個別に書きます。
もしWSET Diplomaを目指している方がいらっしゃれば、是非目標を達成して旅してみて頂きたいです。素晴らしいことだと思います。