これまでの勉強法のまとめも兼ねて勉強してきた中で「使えるな」と思った情報源をいくつか挙げてみます。
今回はいわゆるワイン情報誌と呼ばれるものに絞ってご紹介します。
どの情報源が合うかは読み手によって異なると思います。
理解しやすく、かつ信頼性がある情報源を見つけて頂く一助になれば良いのですが…
(今回はWSET Diplomaの対策用ですので、言語は全て英語となります。)
【おすすめのワイン情報誌】
① Decanter
取り上げられる話題の幅が広く、かつどの記事もワインを熟知している人間によって書かれている気がします。
記事の特徴について言えば分析力と洞察力を感じられるものが多いです。
とくにJefford on MondayとAnson on Thursdayのシリーズは非常に質が高いと思います。
個人的には非常におすすめです。ただ私以外の人が勧められるのを聞いたことがない(汗
Decanterよりもトレード内部の人の意見に迫ることができる情報源です。
少し欧米の産地や市場に関する情報に集中している気がします。
MWの記事は特に貴重な情報源です。
北米系の産地に明るい情報誌です。もちろんそれ以外の産地についても詳しい記事はあります。
世界のレストランのランキングを発表しているので、世界規模でカッコいい粋な店を回りたい人には良いでしょう。
名前の通りワイン以外の記事も充実しています。
ワイン以外の飲み物全般を対象にリサーチする際には特におススメです。
業界のニュースをいち早く知れせてくれます。分析を交えて批評するというよりはスピード重視を重視したニュース記事に近いものが多いと思います。
もし蒸留酒を専門に勉強するのであれば The Spirits Businessも良いと思います。
蒸留酒(ラム、ジン、ウィスキー等)に非常に強い情報源です。
WSET Diploma in Wineから受験される方はひょっとすると使う必要はないかも知れません。
The Millionaires’s Club、World Whiskies、Rum Supplement、Annual Brands Report等は無料で入手可能な唯一無二の情報源です。
ここまでが私が頻繁に参照した情報源です。
以下はこれからは特に重要になる可能性があるものです。
Decanterと同系列のようです。中国全土のワインの説明があることが強みです。
中国の生産地が与える影響力が大きくなるとより重要な情報源になると思います。
私はなぜかほとんど読みませんでした。
Jancis Robinson.com は登録すると Oxford Companion to Wine の電子版にアクセスできます。ウェブの記事も詳しいのでしょうが、これこそ雰囲気が合わなかったしか思えません。
逆に私が有料登録したのはDecanter Premiumです。世界のどの地域についてもバランス良く網羅されている気がしたためです。
The New York Times や The Guardian などの新聞を基軸とした情報源はやはり記事が追加される頻度と情報の蓄積量で劣ります。
たまに「良いな」と思える記事はありますが、有料登録をするには(ワインに関しては)得られるものが少ないかもしれません。
ワインだけでなく英語の書き方も勉強したいという場合は、個人的には NYTをお勧めします。
ワイン情報誌以外にも有益な情報源はたくさんあります。
生産者協会のサイトや機関(OIV、INAO)…etc です。時間がない人には移動中にも聴けるポッドキャストも役にたつと思います。
それらについてはまた別の機会に書いてみます。
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