2016年12月6日火曜日

WSET式な問題とは

基本的に、教科書に回答が書いていないことはを答えさせるのが
WSET流なのだと思うようになった。

グランクリュの名前を暗記する必要は無い。
ただ、学んだ知識を運用して作文する力が試される。

例えば、


温暖な気候の生産地におけるワイン製造上の留意点と、作られるワインの
スタイルの特徴を書け。
また、具体的な地名をあげ寒冷地における醸造上の相違について
書け。


みたいな問題がでる。


【ぶどう作りについては】
光合成は気温、日光への露出量の影響を受け、糖度は増減する。
フェノール成分はぶどうへの直射日光の量によって作られる量が
決まり、その量の大小によりワインの風味は変化する。
温暖地域では寒冷地に比べ糖分やフェノール分が高いぶどうを
作ることが可能になる。
リンゴ酸はぶどうが熟成する期間が長いほど減少し、酸は概して
穏やかになる。
高い糖度の影響を受け、概して度数が高い、または残糖が感じられる
ワインができやすい。
【醸造上の留意点】
寒冷地と違い、気温の低下による発行の中断は起こりにくいが、
逆に特に気温が高い地域では、温度管理システムの導入を検討するべき。
35℃以上で発酵が中断される可能性があり、同時に高温によってワインの風味は
変化する、、、


みたいな回答にしようかなー、と思う。

光合成の要因、フェノール成分、ぶどうの木の中でのそれらの
できかたは教科書に載っている。もしくは参考書に出ている。

WSETが求めるのは、それらを暗記できる能力ではなく、
その知識を使って、より良いワインを作るためには
どういうアプローチを取る必要があるのかを考える
能力のようです。

要するに、私は今のところキツイ感じです。。

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