2016年12月19日月曜日

"Vary" の使い方

何か有益なことを呟こうと思うことは多々あるのですが、実際に
実行することは至極難しいことを痛感しております。

ブログなるものを書いていても、だれのためにもならないことを書いていても
あんまり意味ないかなぁと思い始めた昨今、閃きました。
WSETの論述問題の解答を書く際に必要になる(かもしれない)英語の
言い回し、使い方を呟くことにします。

ではでは早速、初回は相当ニッチに聞こえるかもしれないが
侮ることなかれ、重要単語なのに中等教育において扱われることが少ない
vary という単語について書きます。

コンクールに出たいソムリエの方、WSETに挑戦される方、そしてもちろん
通訳案内士試験合格を目指している方を陰ながら応援します。


vary
意味;辞書で調べてください。
発音;電子辞書で確認しましょう。ネット上にもあります。
ワイン関連の文章で使われる際の用例;ここ重要!
 1. The level of potential alcohol of wine varies with berry's sugar content and the extent of fermentation to dryness.
 (潜在アルコール度数はブドウの糖の含有量と醗酵の程度によって変化する)
 2. Olfactory effects of trichloroanisole vary depending on the level of concentration.
 TCAの嗅覚に対する影響はその濃度に応じて変化する)
 3. Crop quality also varies according to whether the vines are planted on a slope or a flat plain.
 (作物の品質はブドウの木が斜面に植えられているのか、もしくは平地に植えられているかによっても変わる)


一緒に使われる副詞としては、"greatly" "slightly" "gradually" "drastically" を覚えておけばかなり応用できる範囲が広がると思います。
 4. Concepts of good pairing of food and wine vary greatly from region to region and from restaurant to restaurant.
 (ワインと食事の食べ合わせの概念は地域によって、またレストランによって大きく異なる)
 これについては使い方の一例を示すための一文です。


果たして、これは有益なのだろうか。
人生とは悩むことなのであろう。

2016年12月14日水曜日

ソムリエさんとの考え方の乖離について

東京出張からの帰りに、とあるお店で一杯やってきました。

その際に考えさせられたことがある。

ワインの販売はなかなか難しい。特に自分のような中途半端な人間を相手に
販売するのはなかなか難しいと思った。


接客して下さった方は雰囲気もよく、歯に衣着せない話方が特徴の好印象な方で、
接客自体には全く不満はなかった。
そのお店では、グラスで販売するだけでなく、ケースでの販売もやっていた。
かなり値が張るカルトワインと呼ばれる類のワインをボトルで勧めて頂いた。

かなり推しが強かったけど、むしろそれは好印象。


気になったのは、製造法、地質、ぶどうが栽培された場所の気候の特徴など
についての情報が少なかったこと。

無理もないことで、これらの情報は少なくともJSAのあまり試験には出ないし、
ソムリエさんから重要視されているわけでもないと思う。
そんなこと気にする消費者がごく少数だろうし。

ただ、WSET派の自分としては、それらの情報がないワインに大金を払うことに
違和感を覚えてしまった。


WSETでは、作り方や作られる環境、それらの様々な要因が最終製品であるワインに
どのような影響を与えるのか、について深く掘り下げて考える必要がある。
個人的には、収穫時期、補酸の有無、清澄の方法、樽内発酵の有無など
いろいろなことが知りたかった。高価であるならなおさら。

全部知っとけ!というわけではないのだけど、そのワインの身元が伝わる程度の
情報は欲しかった。

ソムリエさんの悪口を言いたいわけでは全くない。むしろ勉強になった。
逆に私の考え方はソムリエさん、ひいては彼らのアドバイスを受けて
現に買って行かれている消費者の考え方からはかけ離れているのだと気付いた。

どうでも良いことを長々と、、、

最後までご覧いただき有難うございました。

今後はもっと有益なことを呟こう!

2016年12月6日火曜日

WSET式な問題とは

基本的に、教科書に回答が書いていないことはを答えさせるのが
WSET流なのだと思うようになった。

グランクリュの名前を暗記する必要は無い。
ただ、学んだ知識を運用して作文する力が試される。

例えば、


温暖な気候の生産地におけるワイン製造上の留意点と、作られるワインの
スタイルの特徴を書け。
また、具体的な地名をあげ寒冷地における醸造上の相違について
書け。


みたいな問題がでる。


【ぶどう作りについては】
光合成は気温、日光への露出量の影響を受け、糖度は増減する。
フェノール成分はぶどうへの直射日光の量によって作られる量が
決まり、その量の大小によりワインの風味は変化する。
温暖地域では寒冷地に比べ糖分やフェノール分が高いぶどうを
作ることが可能になる。
リンゴ酸はぶどうが熟成する期間が長いほど減少し、酸は概して
穏やかになる。
高い糖度の影響を受け、概して度数が高い、または残糖が感じられる
ワインができやすい。
【醸造上の留意点】
寒冷地と違い、気温の低下による発行の中断は起こりにくいが、
逆に特に気温が高い地域では、温度管理システムの導入を検討するべき。
35℃以上で発酵が中断される可能性があり、同時に高温によってワインの風味は
変化する、、、


みたいな回答にしようかなー、と思う。

光合成の要因、フェノール成分、ぶどうの木の中でのそれらの
できかたは教科書に載っている。もしくは参考書に出ている。

WSETが求めるのは、それらを暗記できる能力ではなく、
その知識を使って、より良いワインを作るためには
どういうアプローチを取る必要があるのかを考える
能力のようです。

要するに、私は今のところキツイ感じです。。

2016年10月30日日曜日

WSET Diploma について

国内でもっとも有名で、広く世間一般に認識されている試験といえば、

ソムリエ協会のソムリエ・ワインエキスパート呼称認定試験かとおもいます。

一方、同じワインについてでも、WSETとなるとご存知の方は多くないでしょう。

今日は、需要もさほどないかもしれませんが、WSETの Level 4 Diploma 

という試験について、お話しします(今回は前編の中の前編)。



WSETは良く、流通に携わる人の視点からワインを捉えていると言われます。

私個人としては、もっと突っ込んで、以下のような考え方が根底にあるのではないかと

考えています。


  1. 新しいワイン産地を立ち上げたり、
  2. 新しいワインのブームを創造する


ことができる人間を養成することを通して、 世界経済(イギリス?)に

貢献しよう、みたいな。


なんじゃそらーってなったかもしれませんが、次回は具体的な課題の内容を紹介しながら、

WSET流の考え方についてお話ししたいと思います。


関係ないけど。ヨーグルト、よーできたのー


2016年10月26日水曜日

WSET Level 4 Diploma について

日本国内では、 複数のワインにいに関する資格試験が行われています。

その中でも、 知名度が高いのが 日本ソムリエ協会が主催するソムリエ呼称認定試験でしょう。

その反対にもっとも知名度が低いのが、イギリスの団体によるWSET Level 1〜4の試験かと思います。

ただ、国際的には知名度が高く、かのマスター・オブ・ワインに挑戦するためには、
Level4の取得が奨められているとのことです。

私が挑戦しているのが、このWSETのLevel4です。

日本ではとっても影の薄い資格試験ですが、今後、どんな勉強をしているのか、について

書いていきたいと思います。

おそらく、皆さんが思い浮かべるソムリエさんの勉強とは全く違うものになります。

へぇーこんなものもあるのか、、と思っていただければありがたいです。

2016年10月13日木曜日

ワイン検定について(!?)

ワインエキスパートの合格通知と一緒に送付された書類の中に

このような書類が紛れておりました ↓







おなじみの入会案内です

これには違和感はないのですが、

これともう一つ、こんなものも入っておりました ↓






一般の方を対象に、ソムリエ協会が主催する「ワイン検定」なるものがあり
その講師になりませんか、という趣旨の書面でした。


講師になるための要項としては、

 1. 講師認定セミナーを受講していること。
 2. ワイン検定開催日の時点でソムリエ協会の会員であり、
     年会費を納入済みであること。
 3. 講師としてワインの普及・啓蒙に積極的に活動できること。



ワイン検定のセミナーとは別に、年に一度講師向けセミナーや
パネルディスカッションの機会が設けられるとのこと。

他のワインエキスパート、その他のワインを極めておられる方々に
お会いできるまたとないチャンスなので、

是非とも積極的に参加してみようと思います。

私も出てみるよ〜!という方がいらっしゃれば、、、



ご一緒させて下さい!


J.S.A ワインエキスパートになりました!

ワインエキスパート呼称資格試験の二次試験の結果が来ました。

結果はというと、、、







2015年度に初めてJ.S.A ワインエキスパート試験を受験し、二次試験では
失敗してしまいましたので⤵︎

今回は、二回目の挑戦での合格となりました😍

5年後にシニア試験試験に挑戦するか、現時点では何も考えていません。
ただ、今月よりWSETのDiplomaを受験するので、当面はそちらに集中しようと思います。

1人のワインエキスパートとして、勉強したこと、誰かと交流させていただいた中で
学んだことなどを呟いていく予定です。

もし気になる発言がありましたら、お気軽にご連絡ください。

たくさんの人たちと交流できることを楽しみにしております!