2019年11月6日水曜日

Transparenza 2018, Pinot Blanc, Punto Zero, Vicenza Veneto Italy

【外観】
淡い緑がかった黄色。透明に近い。グラスに泡がつく気配はない。

【香り】
強さとしては中程度。優しさが感じられる香り。
香りの要素はどれも繊細。青リンゴ、フレッシュハーブ(刺激性が少ないバームやタイム)。ニュートラルな品種であるように感じるが、そこに無理して樽やMLFでもって香りを補っている感じはしない。

【味わい】
繊細。酸は中程度もしくは少しだけ高く感じる。他の要素を比較すると相対的に強い。全体的にフレッシュな印象を強める。アルコール感はやや低い。残糖はほとんど感じられない。味わいの繊細さと低いアルコール感、相対的に高い酸が相まってボディ感は低く感じる(決して悪いわけではない)。
味わいの正確も繊細でまろやか。かつ余分なものがなく削ぎ落とされている。最初は丸みのある青リンゴ、マスカットやフレッシュハーブが前にでる。後になるとかすかに旨みや塩っけを感じられる。


【こういう人にお勧めです】
ワインを飲み尽くして少し優しさや繊細さを感じたい方にお勧めです。味わいも香りも行き過ぎた要素がなく、均衡がとれた綺麗な味わいです。
ワインにはやっぱり爆弾のような果実味を期待する、という方には是非試飲を見送って頂きたい。違う気分になった時にお願い致します。

個人的には寿司(特に白身魚)と一緒に頂いてみたい。合わせる料理の香りが強い場合だとこのワインの個性が感じ取れない可能性があると思います。

なかなか評価されにくいスタイルかもしれませんが、少し疲れた時や気分を落ち着かせたいタイミングには良いかと思います。
開けた後に時間が立つと様子が変わる可能性はあるかと思います。

【参考情報】
Trasparenza, Punto Zero [online] Available at https://www.puntozerowine.it/
(Accessed on 6/11/2019)


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