気になったので調べてみたことを以下に纏めます。
最初にシャンパーニュワインの経済的な側面に関する概要は以下の通りです。
参照元はComite Interprofessionnel Du Vin De Champagneです。
リンクはこちら。
【シャンパーニュワインの経済的側面の概要(2016年時点)】
●出荷数量:3億610万本、その内48%が国外に輸出
●売上;47億ユーロ。
※参考ですが、この時点での平均単価は約15.4ユーロ/本となります。
●業界への直接従事者数:30,000人
【栽培・製造関連(2016年時点)】
●栽培面積:34,300ha(フランス全体の4%、世界全体の0.4%)
●栽培者数:15,800人
※この栽培者がぶどう畑の90%を所有している。
※栽培農家による輸出数量は少ないながらも増加しており、2016年では販売数量の約12%が輸出されている。
※栽培農家による輸出数量は少ないながらも増加しており、2016年では販売数量の約12%が輸出されている。
●生産者協同組合数:140
シャンパーニュハウス:340社
※この事業者が全体出荷数量の70%を占めている。
※シャンパーニュハウスは輸出比率が高いことで知られており、2016年では彼等の販売量の約59%が輸出されている。シャンパーニュ全体の輸出量の71%(1億580万本)を占めている。
●貯蔵されているブドウの量:2億4,000万キロ(ママ)。ボトル数量に換算すると2億700万ボトル。
※単位はおそらくkg。1ボトルのワインを作るために約1.16kgが必要になる計算です。
●収穫量に対する貯蔵数量の比率:約70%。
【2016年の収穫量について】
●市場への供給数量について:10,800kg/ha(おそらくブドウ重量基準)
●リザーブの使用量:上記のうち1,100kg/ha。
【シャンパーニュの収穫量の規定について】
●AOCによる規定数量:最大15,500kg/ha。
(各年の収穫状況に応じて変動する)
1. 2016年に関しては10,800kg/ha。
2. 2017年に関しては全体で10,800kg./ha。そのうちリザーブは500Kg/ha。
●ブドウ重量に対する果汁の製造量:最大で160kgのブドウから102L。
2016年の概況全般については年報をご覧ください。
【まとめ】
要するにシャンパーニュでは膨大な数量のリザーブワインが蓄えられていることがわかります。
直近ヴィンテージにおけるリザーブワインの使用量は規定量あたり約10%(2016年)、約4.6%(2017年)程度。
2016年においてリザーブワインの貯蔵量と全体の販売量を比較すると、リザーブワインは販売量の約78%となる。
[Reference]
1.
Comite Interprofessionnel Du Vin De Champagne(2017). Statistics 2016. [online] Available at https://www.champagne.fr/. Accessed 6 Jan 2018.
2.
Comite Interprofessionnel Du Vin De Champagne(2016). Champagne : First Desicions About The 2016 Grape Harvest. [online] Available at https://www.champagne.fr/. Accessed 6 Jan 2018.
3.
Comite Interprofessionnel Du Vin De Champagne. Champagne : First Desicions About The 2017 Harvest. [online] Available at https://www.champagne.fr/. Accessed 6 Jan 2018.
4.
Comite Interprofessionnel Du Vin De Champagne(2017). Les Expeditions De Vins De Champagne en 2016. [online] Available at https://www.champagne.fr/. Accessed 6 Jan 2018.
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