2017年11月19日日曜日

【テイスティング】飛鳥ワイナリー Cabernet Sauvignon 2013

【外観】
深いガーネット。淵がレンガ色に近づいている。

【香り】
やや強い。杉、カシス、黒系果実、スパイス(クローブ、シナモン)凝縮された果実味とバランスが取れた複雑性が感じられる。カベルネの個性である草っぽい特徴は明確に感じられる。少しだけバニラもある。

【味わい】
辛口。やや高い酸味。タンニンは中程度でソフト。カベルネ由来の青さは残っている。他国の銘醸地と比較すると強烈な果実味や際立った凝縮感はないが、バランスが取れている。強いて言えば酸味と青さが強いか。日本でもこういうワインが出来るのかと感じる。

【テクニカル】
度数:12
熟成:オーク樽。
濾過:濾過なし。生詰め。
収穫年:2013年。大阪にとってはビッグビンテージだったとのこと。

生詰めというのは生産地域周辺でしか手に入りにくい物かと思う。日本ワインは水っぽいとか言われることもあるけど、これは濾過なし・生詰めということもあってか、そんなことはない。
アルコールが高くなくバランスが良く、酸味が際立つスタイル。品種の個性が明確で樽由来の要素はそれほど多くない。バランスのワイン。昔のボルドースタイルに近いのではないかと個人的には思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿