2017年11月16日木曜日

【テイスティング】Fattoria Monticino

【テイスティング】
外観:色調の濃さは中~若干淡い。色味はガーネット。縁がレンガ色になることはなく、長い熟成を経た印象はない。
香り:香り香りの強さはやや強い。さくらんぼ、レッドチェリー、バラの花、若干のバナナ。埃っぽく腐葉土の様な第3アロマもある。ビオか?
味わい:ドライ。酸は強い。タンニンは柔らかく中程度。アルコールは若干高い。果実味は熟れすぎた感じはなく、すっきりとした果実がある。ただし、誇り・土っぽさは香りを取った際より強く感じる。第3アロマが発達していてある程度の複雑さがあるためボディはやや強く感じられる。

【考察】
・色調が若干淡いのは品種の個性か?もしくは熟成によって色が落ちたのか?
多少の熟成感はあるが、どちらのためかわからない。
・スパイスの要素は少なめ。スパイス香が前面に出る品種ではなさそう。第3アロマの様な香り(土、誇り、腐葉土)を強く感じる。ややビオっぽい印象。洗礼さも追求スタイルではなさそう。
・果実味は熟れすぎることなく、味わいはドライ。また酸は強い。栽培地域はイタリア、ルーマニア、フランス、スペイン、ポルトガル等。

【ワイン】
Fattoria Monticino Sangiovese Superiore 2014, "Zero Salfiti Aggiunti"

【物理的要因】
生産地域:Emola(ボローニャ)
植え付け密度:5000/ha
樹齢:12
発酵:2025 ステンレスタンクで発酵。


振り返ると、誇りっぽさサンジョベーゼに現れることがある特徴だった。赤系果実もサンジョベーゼの品種の個性と合致している。SO2の含有量が少ないため、色々特殊なのだろう。SO2は色を安定化させる。それがこのワインには少ないことは間違いない。

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