【外観】淡いルビー。液体の縁の色はレンガ色になっておらず、まだ若い印象。
【香り】
インパクトがあり香りはやや強い。赤系果実(いちご、レッドチェリー)、ポプリのバラ、シソ、調和がとれており出過ぎていないバニラ。アルコール感が強いように感じる。典型的な熟度高い系ピノ・ノワールの特徴が明確に表現されいる一方、ぼってりと熟れすぎているような印象は受けない。バランスが取れている。
特に飲み始めは第3アロマは感じられない。時間が経っても存在感は限定的。果実味と花の要素が支配的で、全体的に親しみやすいスタイルにまとまっている。
【味わい】
安心するような甘みと果実の適度な完熟感があり、逆に酸は円やかでタンニンは柔らかく少ない。全体的に飲みやすい印象を与えている。相対的にアルコールが高い様に感じる。
【テクニカル】
●品種:ピノ・ノワール100%
●度数:13.5%
●Brix:平均 23.5
●収穫量:53hl / ha
●除梗:60%
●全房:40%
●発酵:野生酵母によって行う。
●木樽:フランス産バリック(新樽25%)
●熟成:9ヶ月間
●清澄: 行わない
ニューワールドのピノ・ノワールの個性が明確に表現されていて、そういう意味では個性があるワインである。それでいて熟れすぎた感がなく優雅さもある。
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