やや濃ゆいレモン色。粘土は中程度。
色の濃さはぶどうの完熟度が高いか、もしくは樽での発酵・熟成が影響した可能性がある。
照明で照らすと液中に細かい結晶があるように見える。
【香り】
香りが強い。熟したマンダリン・オレンジのような純粋な果実の中に少しマーマレードのような複雑みも感じられる。ハーブや花としてはジャーマン・カモマイル、マリーゴールドとこちらもシャープというよりは丸みが有りつつも芳香性が強い花が連想される。ビスケットを焼いたような香ばしさやバニラのニュアンスもあり、いろいろな方向性の要素がある。熟成のニュアンスはまだ顕著ではない。やや度数があるように感じる。
【味わい】
辛口。度数はやや高いか中程度。酸味はまろやかだが量的には中程度からやや強い。酸味がありつつ、度数も低くない。ぶどうが栽培された環境としては日中は日当たりがよく気温が上がるものの、夜にはしっかり気温が下がるような気候かと思われる。
【テクニカル】
●品種:シャルドネ
●度数:13%
●熟成:500lの木樽で行う。
MercureyはCote d’Or南方にあるCote Chalonnaise地区に属しますが、赤ワインの方が有名かと思います。やや土地が隆起しているため、より北にあるとCote d’Orよりは温暖であるにしてもCote Chalonnaiseの中では気温が上がらない場所です。結果的にワインにはフレッシュさが残りやすくなります。夏が暑く秋に乾燥しているため、収穫まで の期間が長くなります。このため甘味、もしくは度数が高くなりやすい可能性はあるかと思います。
またこのワインの場はLieux-diesと呼ばれる優良地域で栽培されたぶどうから作られています。
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